芸能人のNFTが流行しているけどうまくいくのでしょうか?
ファンがNFTを買ったらどんないいことがあるのでしょうか?
私のまわりにもNFTプロジェクトをはじめたアーティストがいます。しかし、多くのアーティストも多くのファンも、NFTがバズワードになっているのはわかるけど、NFTを利用するメリットが理解できないとおっしゃいます。
多くの人は「よくわからないもの」を「悪いもの」と判断しがちです。10年くらい前にクラウドファンディングが世の中に出始めた当時を思い返してみてください。今は一般的になったクラウドファンディングも当時はひどい言われようでしたよね?
2023年になって、日本人にもNFTを始めやすい環境が整いつつあります。
今まで、NFTはイーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、アバランチ(AVAX)などの仮想通貨を利用して購入するのが、一般的でしたが、日本円での購入に対応しているNFTマーケットプレイスも増えてきました。
- Coincheck NFT(β版) (コインチェック NFT(β版))
- Adam byGMO(アダム バイ ジーエムオー)
- NFT Studio(NFT スタジオ)
- ユニマ
- nanakusa(ナナクサ)
- HABET(ハビット)
- LINE NFT (ライン NFT)
これらのNFTマーケットプレイスでは日本円でNFTを購入することができます。
私はこれまで、外国人ユーザーに対してアピールしにくいNFTに価値はないと思っていました。というか、今まで通り日本人をメインユーザーとするにも関わらず、あえてNFTというファンを混乱させるような施策を打つ必要があるだろうか?と感じていたのです。
しかし、NFTとは無縁だった友人が、日本人アーティストによるNFTをHABETでゲットして喜んでいるのを見て、日本独自のNFTマーケットプレイスの必要性を感じ始めています。
芸能人がNFTを販売するときに、芸能人や所属事務所は、ファンがNFTを簡単に購入できるように日本円決済を取り入れるか、ファンに仮想通貨でNFTを購入する方法を伝えるか、いずれかの努力が必要です。
- きゃりーぱみゅぱみゅさんは、自身のNFTをイーサリアム(ETH)で販売
- ももいろクローバーZさんは、自身のNFTをイーサリアム(ETH)と日本円の両方で販売
- EXILEの関口メンディーさんは、自身のNFTは販売せず、BAYCなど他者によるNFTを売買
- キングコングの西野亮廣さんは、自身のNFTをイーサリアム(ETH)で販売しつつ、ファンに対してでNFTを買う方法を発信
- メリーは、自身のNFTをポリゴンチェーンで作成し無料配布企画を実施
様々な芸能人が、様々なNFT施策にチャレンジされており、日々興味深く拝見しております。
私は、これから芸能人によるNFTプロジェクトが成功するためには、芸能人がファンにNFTを所有するメリットを提供しなくてはいけないと感じています。NFTが話題になった当初のように「ただのJPEG」に価値を感じてくれる人はほとんどいなくなってしまいました。
今のところ、芸能人によるNFTの使い道としては、ファンクラブの会員証、チャットスペースの入場券、コンサートチケットなどが考えられます。きっと、この先もテクノロジーの変化によって、芸能人は、ファンに新しい感動や喜びを提供することができるようになるでしょう。
2023年、芸能人がどのような新しいNFTプロジェクトを見せてくれるのか、楽しみですね!